2017年11月8日

陳浩基『13・67』2017年10月発売


『13・67』陳浩基・著、天野健太郎・訳 文藝春秋・刊行

華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸!
現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。
本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデェンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。
2015年の台北国際ブックフェア賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化件はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。
〈目次紹介〉
1.黑與白之間的真實 (黒と白のあいだの真実)
2.囚徒道義 (任侠のジレンマ)
3.最長的一日 The Longest Day (クワンのいちばん長い日)
4.泰美斯的天秤 The Balance of Themis (テミスの天秤)
5.Borrowed Place (借りた場所に)
6.Borrowed Time (借りた時間に)

2017年1月25日

幾米『星空』1月21日発売






幾米『星空』ジミー・リャオ・絵と文   天野健太郎・訳 トゥーヴァージンズ刊行


少年と少女の「孤独な魂のふれあい」(ボーイミーツガール)を愛しむように見つめ、やさしい人物造形と鮮やかで繊細なタッチで描いた絵本。映画化もされた大ベストセラー。
これから大人になっていく君、大人になってしまったあなたにも、ぜひ読んでほしい作品です。

孤独なときも、あのときの気持ちを忘れない。 影には、かならず光が届く。

孤單時,仍要守護心中的思念。
有陰影的地方,必定有光。