2013年4月7日

読売新聞に『交換日記』の書評が掲載されました(2013/3/31)


評・辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)

 女の友情は本当にあった……同業者の漫画家、張妙如と徐玫怡の二人が、FAXでやりとりしたイラスト入り交換日記を日本語で手書きし再現した本著。
 台湾ではシリーズ15冊も出るほど友情が長続き。「自分の親友に向けて」FAXした内容は、王妃の仮装でテレビに出た失敗談、PCのトラブル、原稿料未払いのシリアスな話題、日本に旅行に行って新宿アルタ前でウェブカメラに写ろうとした話、かゆみに効くツボ、猫の発情を綿棒でまぎらわせた話、レジ袋を紙の箱に収納する方法、しめきり後の解放感といった日記的な内容から、時には人生についてまじめに語り合ったり。お互い夫がいるので恋バナはないですが、それでも読み応えあります。
 「人生って、いったいなんなんだろう?――こんなに苦しく、そしてこんなに楽しい」「心よりの招待状――さあ一緒にバレエを踊りましょう~」。やたらポエム調のFAXの送信時刻を見るとたいていAM0時以降。夜中にハイテンションになるのは世界共通です。世界とつながる方法はウェブだけではない……アナログ通信手段と手書きの強さを実感しました。天野健太郎訳。(東洋出版、1400円)

リンクはこちら:本よみうり堂の書評

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